こんばんはマヒロです
本日お話は放射線技師の立場から乳がんとマンモグラフィー検査についてお話しします
トレンド的に言わせてもらいますと
{ラジエーションハウス}でも話題になったデンスブレストのお話になります
しかも
こう見えても(何が?見えねえし) 私は放射線技師でマンモグラフィーの認定資格もっていますので今回は乳がんについて少しお話しします
今日お話しする内容はこの3点です
- 乳がんについて
- 乳がん検診につて
- マンモグラフィ検査について
検査の方法
検査画像について
検査の注意点
患者様からご質問されること
についてになります。
〔乳がんについて〕
まずは乳がんについて、いまやCMでもあるように2人に一人ががんになる時代です
がんは珍しい病気ではありません
乳がんについてもやはり同様です
- 2014年には乳がんで13,240人が亡くなっています。
罹患率で第一位 一生のうち12人にひとりが乳がんにかかるとされていて、日本人の女性が最もかかりやすいがんです
一方で死亡数は第5位を示しており、乳がんは比較的治りやすいがんと言えます
どうしてって?
発見が早ければ助かる病気!だからです
乳がんは2センチ以下のしこりで、リンパ節への転移がない状態であれば約90%の人が10年生存している、
そこで
早期発見治療が最重要です
だからこそ検診を受けて、早期の状態でがんを発見することが大切です。2年に1回の検診をお忘れにようにしてください
けれども
5つの検診の中でがんが発見される割合が最も高い一方で、
- 乳がん検診の40~69歳の受診率は34,2%
受診率は子宮頸がんに次いで低い検診です
がんは誰でもなる病気です
けどそうわかっていても検診は受けないというのが現状です
受けない理由にはそれなりの理由があるとも思います
子育てに忙しい 子供を連れてまでいきたくない
仕事に忙しい 休みが取れない
検査が嫌だ
病院が嫌だ
めんどくさい
マンモグラフィー受けたけど痛くて嫌だ
その理由を妻に言ってもその通りだよともいわれますが
絶対に検診は受けた方がいいです
症状があるのに受診もしないでその後とてつもない悲劇を受け入れなければならなくなる前にその前に絶対に検診は受けた方がいいです
余命宣告を受ける前に発見することで
今大切にしている家庭 仕事 私生活すべてが寿命をまっとうするまで過ごすことができると考えたらどうですか
それでもなんらかの理由をつけてうちの妻も看護師であるというのに検診を受けません
だから引きずってでも受けさせます
(ただ私に撮影されるのが嫌なのかもしれませんが)😓
ですので皆さんも
時期になるとクーポーンが各自治体から郵送されてくると思います
是非こんなに機械わ逃さず受診してください
札幌市のクーポンの詳細下
- 記にリンクを貼り付けましたのでご覧ください。
↓
乳がん検診無料クーポン券(新たなステージに入ったがん検診の総合支援事業)/札幌市
では次に
〔乳がん検診について〕 説明します
乳がん検診は40歳以上の女性が検診の対象です
検診項目は3つあります
{実際の項目については3つあります}
- 問診
問診票に、生理周期などの月経の状況、妊娠や分娩、授乳の経歴、家族でがんになった人がいるか等を記載していきます。また、診察室で医師からの質問に答えます。
- 視触診
医師が目視でくぼみやひきつれがないか確認し、手で触れてしこりがないか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物がないか等を調べます。
- マンモグラフィ検査
乳房専用のX線検査の事を言います。乳房を2枚の板で挟み、乳房全体を撮影します。 《のちに説明いたします》
〔マンモグラフィ検査について〕
マンモグラフィ検査について皆さんはどのような印象をお持ちですか?
検査をしていて初めて受ける患者さんによく言われることは「痛いんでしょ?嫌だな」
圧倒的に多いです。
圧迫することで、乳房の厚み、大きさ、硬さなどにより、個人差があるが痛みを伴う事はあります。
しかし、圧迫は病気を見つける上でとても大切なことです。圧迫しないと良い画像が得られないため放射線技師は、受診者が耐えられる範囲で適度な圧迫をするよう心がけています。
もし、我慢できないような強い痛みを感じた時は、遠慮なく伝えた方がいいですが
(乳房を圧迫している時間は数秒から15秒程です)
なぜ痛みを伴うほどの圧迫をするのか?とういうことですが
- 乳房を均等に圧迫することで乳腺内の組織が見えやすくるため
- 放射線被ばくを低減させることができる
『乳房の厚みを1cm 薄くすると放射線被曝量は半分になります。』
ではでは
圧迫の痛みを軽減させるには・・
乳腺は女性ホルモンの影響をうけている為月経が始まる直前は乳房が硬くなり、強い痛みを感じる場合があります。
☟
従って、
月経前の検診を避けることで痛みを軽減することができます
被ばくによる健康影響はないのですか?ともよく聞かれますが
結論から延べると影響はないと考えてよいです
マンモグラフィによる放射線被ばくは主に乳房だけで、白血病の発生などの骨髄への影響はほとんどありません。
1回の撮影で乳房が受ける放射線の量は約0.05ミリシーベルトであり、一般の人が1年間に受ける自然放射線量の50分の1程度です
検査を受けるにあたって注意しないといけない事
- 食事制限などはありません。
- 制汗剤やパウダーなどはよく拭き取って下さい。パウダーが残っているとがんのサインである石灰像によく似た画像になることがあります。
- 以前に受けた手術やご自分で気が付かれた、いぼや、ほくろ、しこりなどもお伝えください。
→誤った診断を避けるのに役立ちます。
- 授乳中でも検査は出来ますが、正しい結果が得られない事もあります。授乳中は受診できないと定めている自治体もあるため、各自治体の乳がん検診の注意事項を確認してみてください。
- 豊胸手術をお受けの方々は破損の恐れ等の理由より検査ができません
- マンモグラフィ検査は授乳期の乳腺には、あまり適していません。
一般には、特に症状がないなど検診としてならば、授乳終了後1年以上たってからの検査をお勧めしています。
- 妊娠中や症状のある方の検査、人間ドック・職場での検診、奇数歳での検診、過去にかかったご病気によっては、検査の内容が同じでも、「札幌市が実施しているがん検診(乳がん検診)」の対象外となりますので、主治医にご確認ください。
マンモグラフィ検査は、乳房全体を圧迫して撮影することから、ペースメーカー本体にも大きな圧力がかかり破損することが危惧されるとの意見が多く、ペースメーカーを装着されている方にはマンモグラフィ検診は行わないほうが良いとの結論が関係機関(NPOマンモグラフィ精度管理中央委員会)より出されています。
等ありますが
今回の結論
がん検診はぜひ対象ならば受診しないより受診した方が100%人生にとってはいいことであるということです
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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